「WeChat Payment」を日本に正式導入開始
中国のインターネットサービス大手 騰訊控股有限公司(テンセントホールディングス、本社:中国深セン市 CEO馬化騰、以下「テンセント」)の決済サービスを展開するグループ企業 財付通科技有限公司(本社:中国深セン市 CEO馬化騰、以下「テンペイ」)は、日本で中国人観光客を主な対象にした、スマートフォンを利用した決済サービス「WeChat Payment(中国名:財付通)」を本格的に導入します。日本での展開にあたっては、株式会社ネットスターズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 李 剛、以下「ネットスターズ」)が代理店として運営します。また、導入店舗に対するO2Oサービスの推進は、ネットスターズのグループ会社であるウィ・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 李 剛、以下「ウィ・ジャパン」)が行います。決済は信託スキームを活用いたします。
■「WeChat Payment」について
「WeChat Payment」はテンペイが中国のSNS微信(ウェイシン、英語名WeChat、以下「WeChat」)の利用者向けに展開している決済サービスです。ユーザーは店頭での決済時にスマートフォンのWeChatアプリを立ち上げ、アプリ内でQRコードを表示します。店舗側はあらかじめ決済用アプリの入った端末(iPad)のカメラ機能でQRコードを読み取り、支払いを確定します。QRコードの表示から支払いの確定までわずか数秒という、スマートな決済方法です。
店舗側は管理画面から「WeChat Payment」による支払い履歴を管理することができます。
■「WeChat Payment」中国での普及状況について
「WeChat Payment」は2013年に中国で開始したサービスです。手軽な決済方法としてユーザーに急速に普及しています。2015年6月現在、「WeChat Payment」は中国全土で数億人が利用可能です。
中国ではモバイル決済の利用が毎年増加しており、特に20代~30代の若い層に親しまれています。中国国外では韓国に次ぐ展開(※香港でもすでに開始)となり、240万人超(2014年、日本政府観光局HP発表)の訪日中国観光客にとって、日本旅行時の利便性がさらに高められます。
■「WeChat Payment」が可能とする顧客囲い込みについて
「WeChat Payment」の特徴のひとつは、「WeChat」と連動した活用が可能なことです。「WeChat」内で各企業は「公式アカウント」を作成してフォロワーに対して情報発信を行っています。「WeChat Payment」決済時に、決済企業の公式アカウントをフォローするようメッセージが表示されます。「WeChat」公式アカウントでは店舗の場所や連絡先などの基本情報をはじめ、クーポンの提供やウェブサイトへの誘導など、さまざまな取り組みができます。また、フォロワーが自分の友達に情報をシェアすることで、新しい顧客の獲得にもつながります。
来客のリピーター化と、新規顧客獲得に、「WeChat Payment」は寄与することができます。
■今後の見通し
「WeChat Payment」導入第1号は、全国で幅広くショップ展開するジュエリーの製造販売小売企業である株式会社サダマツ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長 貞松隆弥)のドゥミエール ビジュソフィア イオンモール沖縄ライカム店となります。また、飲食チェーン大手の株式会社コロワイドMD(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長 四方田 豊)の甘太郎新宿歌舞伎町店も試験導入が決まっています。
今後はインバウンド顧客獲得・サービス向上への需要の大きい小売り・流通等の業種を中心に3年で1万ヶ所の導入を見込んでいます。
本件に関する営業お問い合わせ先
(WeChat Payment)株式会社ネットスターズ 担当 米村 TEL:03-5540-6680
(O2O)ウィ・ジャパン株式会社 担当 本間 TEL:03-4589-7792
本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
株式会社ネットスターズ 担当 木元 press@netstars.co.jp TEL:03-5540-6680