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【セミナーレポート】美容サロンに「感動」をもたらすプロダクト開発の秘訣を公開

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ネットスターズは、オフィスの一角にあるフリースペース「StarStage」を活用し、定期的に社内外の人材を講師に招いての勉強会を開催しています。2024年7月には、美容サロン業界向けのITサービスで業界のDXを推進する株式会社ハイパーソフトから、美容事業部マーケティング責任者の木透真悟さんに登壇いただき、顧客はもちろん社内でも感動を呼ぶプロダクト開発手法をテーマにお話しいただきました。

本記事では、会場、オンラインともに多くの参加者を集めた講演内容の一部を紹介します。

「感動」をキーワードに、数多くの「業界初」機能を実装

2024年に設立30周年を迎えるハイパーソフトは、「感動は人生の扉を開く」を経営理念に掲げ、美容サロンの課題解決をリードするITサービス企業です。

主力製品である美容サロン向けソフトウェア「Salon de Net(サロン・ド・ネット)シリーズ」は、開発・販売・保守まで一貫して手がけ、サロンの業務効率化と売上拡大、顧客満足度向上に貢献しています。さらに、医療クリニック向けセルフレジやサプリメントの製造・販売など、多角的なサービスを提供しています。

コンビニエンスストアの4倍を超える店舗数と言われる飽和状態の美容業界において、同社の顧客であるサロンの多くは集客・採用という課題を抱えています。「Salon de Net」シリーズでは、業界初となる機能を数多く開発・搭載し、優れた開発力で他社に先駆けて現場の課題を解決してきました。

導入したサロンの満足度を高めることに注力していて、売り上げの多くは既存顧客が占めるとのこと。お客様の課題を解決するサービスを開発し、提供することで、信頼を得ている証といえます。

「飽和状態」の業界で売り上げを伸ばすために必要なプロダクトとは?

ハイパーソフトの主要顧客である美容業界は競争が激しく、サロンが売上を拡大するのは容易なことではありません。

ハイパーソフトは、この環境下で顧客サロンの成長を後押しするため、全社員が一丸となって3つの重要項目の理解を深めています。それは、美容業界のルール、自社プロダクト「Salon de Net」の製品知識、そして取引先サロン現場の徹底的な理解です。

深い業界理解から生まれた同社の主力製品は、美容サロンの受付・会計・売上管理・顧客管理から予約システムまでを網羅するPOSシステム「Salon de Net」シリーズ。さらに、ショップカードや決済アプリ、医療業界向けのプロダクトも展開しています。

最近では、サロンスタッフ同士が感謝の気持ちを送り合うアプリもリリース。店舗売上には直接繋がらないものの、離職率の高い美容業界において、スタッフの満足度とエンゲージメントを高め、定着率向上に貢献するサービスとして注目を集めています。

ネットスターズとは、「Salon de Net for LINE」のミニアプリを共同で運営しています。LINE公式アカウントとPOSレジを連携させ、予約機能やデジタル会員証を提供。POSレジの顧客情報と連携すれば、来店サンクス・予約リマインドに加え、属性別のLINEメッセージ配信も可能になります。

電子カルテアプリとの連携で、施術後のヘアスタイル写真を共有できる機能も搭載。次回来店時のカウンセリングに活用できるだけでなく、お客様がSNSで拡散することも可能です。アプリのダウンロードや会員登録が不要な手軽さで、サロンを利用するお客様からも高い評価を得ています。

 

ワクワクしながら開発したプロダクトほど、顧客満足度が高い

美容サロンの現場の課題解決と効率化、売上アップを支援するハイパーソフト。開発拠点は鹿児島に、営業拠点は東京・大阪と離れていることもあり、社員同士のコミュニケーションと情報共有に力を入れています。

開発案件は専用ツールで工数とコストを可視化し、全社員が共有。これにより、製品・コンテンツに対するコスト意識が高まり、重複依頼や質の低い開発依頼を未然に防ぎ、提案力の向上にも繋がっています。

顧客サロンからの問い合わせや不具合、対応状況もリアルタイムで共有。開発品質の向上と、同様の問い合わせへの迅速かつ的確な対応を可能にしています。

また、顧客と接する営業がエンジニアに自らが提案した開発に優先して取り組んでもらうため、社内でプレゼンテーションも行っているそうです。なぜその開発を行う必要があるのか、その開発がどんな価値をもたらすかについて熱く語るプレゼンは、開発者の共感を生み、よりよい形での開発へと繋がるのだそうです。

木透さんは、「熱意あるプレゼンから生まれたプロダクトは、開発者のワクワク感が原動力となっているのか、結果的に顧客満足度が非常に高い。だからこそ、営業担当者は提案品質の向上と開発者の心を動かすプレゼンに全力を注いでいるのです」と言います。

ハイパーソフトが重視する業界理解と社内での情報共有の徹底、そして社員がワクワクしながらプロダクト開発に取り組むしくみについては、ネットスターズのメンバーにとっても大きな学びになったようです。

自社の開発やマーケティング改善に役立てたいと多くの質問が

講師の木透さんは、大学時代のヘアサロンでのアルバイトから15年にわたり、美容業界に情熱を注いできたエキスパートです。ハイパーソフトではマーケティンググループを立ち上げ、プロダクトからPRまで牽引しています。

熱意あふれる木透さんに対し、会場とオンラインで参加したネットスターズの社員から、技術と営業をつなぐマーケティング体制や既存サロンを大切にする仕組み、話題の生成AI活用状況など、多岐にわたる質問が寄せられました。

美容サロン現場に精通するハイパーソフトと、決済・ミニアプリに強みを持つネットスターズ。両社のシナジーは、美容業界のDXを加速させるプロダクトを生み出し続けています。今後も一層連携を深め、プロダクトの普及に取り組んでいくことを確認し、セミナーを終えました。

ネットスターズでは、社員のスキルアップと知見を広げる勉強会を随時開催しています。ご興味のある方は、HPの問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。