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ネットスターズは世界に5つの拠点があります。中国に2拠点、シンガポール、ベトナム、そして日本です。
今回は中国支社についてご紹介します。
中国支社の正式社名は「納思達科技(大連)有限会社(NETS TECHNOLOGY DALIAN CO.,LTD.)」です。2020年6月にネットスターズの子会社になり、2022年7月には北京支社を設立しています。
中国支社は、大連、北京共に日本のネットスターズと連携して業務を行っています。従業員数は大連オフィスが60名、北京オフィスは13名、計73名(2023年1月時点)。平均年齢は30歳と若い世代が活躍しています。
大連オフィスは、大連ハイテクゾーン(大連高新技術産業園区)にあります。中国の中でも有数のハイテクノロジーエリアで、世界のハイテク企業がここにオフィスを構えています。また、北京オフィスは、中国中央テレビ台前という、絶好のビジネスエリアに位置しています。
「納思達科技(大連)有限会社」は2011年の会社設立以降、ネットスターズの子会社になる以前から、ネットスターズの開発業務を受託していました。2015年のWeChatPay日本導入時も、日本側のスタッフと一緒に、WeChatPayを利用するための店舗向けアプリの開発やデザインに携わっています。
ネットスターズの子会社となった2020年以降、社員数を大幅に増やし、北京支社も設立、StarPayをはじめ、StarPay-miniやデジタル商品券などネットスターズが提供するサービス全ての開発に携わっています。
技術系の業務では、システム開発にあたってプロダクトの定義や設計、システム開発、開発後のテスト、プロダクト実装後の運用や保守を行っています。
制作系の業務では、ミニアプリなどのデザイン、インバウンドプロモーションのための画像や動画制作を行っています。デザインの専門チームが、開発システムのUI(User Interface)を担当しているため、ミニアプリなど一般ユーザーが利用するサービスに直感的でわかりやすいUX(User Experience)を提供できます。
インバウンドプロモーションは、日本へ観光に訪れる中国人旅行客に向けた販促施策です。中国現地でインフルエンサーにアプローチするなど、日本旅行のモチベーションを高め、具体的な商品紹介を通じて購買意欲を喚起します。インバウンド強化を図る日本の百貨店や店舗などが利用しています。
他にも、海外の決済サービス導入を希望する企業の申し込み時の審査やコールセンター管理なども行っています。
北京支社も同様に、開発に関する多くの項目を、東京・大連と共同して担っています。
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS:Information Security Management System)に関する国際規格「ISO27001」を取得しています。
日本側との連携をよりスムーズにするために、スタッフに向けた日本語研修を実施しています。言葉を学ぶことで技術系スタッフは、自分たちが開発したシステムが日本でどのように使われるのか・使われているのか理解を深めることができ、業務のクオリティ向上につながると感じています。
日本の営業サポートの一環として、現地のトレンド情報や最新IT事情などのマーケティングに関するレポートも行っています。キャッシュレス決済やEコマースなど、日本の先を行く部分も多い中国はそのスピード感も目を見張るものがあります。今後、本ブログでも現地事情などをレポートしていく予定です。
ネットスターズ インバウンドプロモーション https://www.netstars.co.jp/wechataccount/
*本内容は公開日時点の情報です。