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東京ディズニーリゾート®を間近に臨む新浦安エリアに2024年6月に開業した「1955 東京ベイ by 星野リゾート」は、「OLDIES GOODIES」をコンセプトに、世界で初めてディズニーランドが誕生した 1955年頃のアメリカの世界観をモチーフにした館内デザインで、テーマパークを出た後もお客様が余韻と非日常的な世界観に浸れるホテルです。
638室の客室を擁する「1955 東京ベイ by 星野リゾート」では、ネットスターズのセルフオーダーシステム「StarPay-Order」を導入しています。「StarPay-Order」採用理由や導入により実現出来たこと、お客様の反応などについて、1955 東京ベイ by 星野リゾート 総支配人の穴井主税さんに伺いました。
「1955 東京ベイ by 星野リゾート」をはじめ、新浦安エリアのホテルに宿泊するお客様の多くが、テーマパーク旅での利用です。このエリアに「1955 東京ベイ by 星野リゾート」を開業するにあたり大切にしたことについて、穴井さんはこう話します。
「テーマパークの近隣ホテルでは、テーマパークの開園や閉園時間、イベントなどでお客様の行動する時間がいっときに集中しやすくなります。1955 東京ベイ by 星野リゾートでは、このエリアが抱える課題を解決し、テーマパーク旅を便利で快適にするサービスを提供しようと考えました。」
ネットスターズのセルフオーダーシステム「StarPay-Order」は、テーマパーク旅ならではの夜遅い到着や朝早い出発に合わせて出来立ての食事が楽しめる「Cafeteria」と「Restaurant」、そして軽食や飲み物、便利グッズなどが24時間購入できる「Food & Drink Station」に導入されています。「1955 東京ベイ by 星野リゾート」が便利で快適なサービスを提供する中で、「StarPay-Order」をどのように活用されているのか紹介いただきました。
「Food & Drink Station」では、ソフトドリンクや淹れたてのコーヒー、生ビール他アルコール、軽食やお菓子などを24時間販売しており、StarPay-Orderの「セルフレジ」端末を設置しています。お客様自身で商品のバーコード、もしくはレジ横の商品カードのコードを読み取り決済します。決済方法はクレジットカード、QRコード、電子マネー、現金に対応しています。セルフレジは6台あるため、お客様の多い時間帯でもレジ待ち行列が生じることはほぼなく、24時間いつでも快適に食べ物や飲み物が購入できます。「Food & Drink Station」の運営業務について、スタッフは商品補充や必要な場合のみ対応する形で省人化が図れていると穴井さんは言います。
「Food & Drink Station」で購入した飲み物や軽食は、隣接するパブリックスペース「2nd Room」でも楽しめます。「2nd Room」は、プリチェックイン(午前5時から手続き可能)後から、チェックアウト後の午後3時まで利用できる空間です。靴を脱いでゆったりくつろげるスペースや、カーテンで仕切れる個室スペース、ミッドセンチュリーデザインの家具でカフェのような雰囲気の半個室があり、お茶やお酒をお供に、旅の計画を立てたり、おしゃべりを楽しんだり、思い思いの時間が過ごせます。
「Food & Drink Station」と「2nd Room」は、テーマパーク旅で来訪されるお客様の様々なスケジュールに応じられるように工夫されていて、便利で快適な滞在を実現しています。
夜23時まで出来立ての食事が楽しめる「Cafeteria」では、メニューのオーダーから決済までをお客様ご自身で行えるStarPay-Orderの「キオスクオーダー」端末を4台設置しています。タッチパネル式のキオスク端末で、現金と各種キャッシュレス決済に対応しています。お客様が「キオスクオーダー」でメニューを選んで決済を完了すると、レシートが発行され、レシートに記載のカウンターで料理を受け取ります。オーダーが入ると、厨房のタブレットにその持ち場が担当するメニュー情報のみが届くため、即調理や盛り付けができ、提供までのオペレーションの効率化を図っています。
「Cafeteriaは、テーマパークから帰ってきたあとに、温かい食事を楽しんでいただけるよう丼ものから軽めのデリまで用意しています。メニュー提供をスムーズにするため、スタッフを厨房業務に集中させ、厨房内で各持ち場が対応するオーダー情報のみが届くようStarPay-Orderを設定してもらえたことで、効率の良いオペレーションが実現できています。」(穴井さん、以下同)
朝食会場の「Restaurant」は、朝日が差し込むオーシャンビューで和洋ビュッフェが楽しめ、アメリカの定番サンドイッチ、出来立ての「ルーベンサンド」などを提供しています。朝食券をStarPay-Orderの「セルフレジ」で販売しています。開業後しばらくして朝食券の販売オペレーションに変更が生じたため、「セルフレジ」の仕様をオペレーションに合う形に変えてもらっています。
他にも売上分析をしやすいように、StarPay-Orderの管理画面をカスタマイズしてもらいました。日々のオペレーションの中でこうした方が良い、より良くなる、ということがあるため、StarPay-Orderは、導入後も要望に沿う形で適宜対応してもらえる点が良いと穴井さんは言います。
「1955 東京ベイ by 星野リゾート」では、宿泊費は基本的に事前決済しており、お客様がホテル到着後、飲食等で追加して決済が必要な場所に「StarPay-Order」を導入しています。セルフオーダーやセルフレジのため、お客様自身で端末操作が必要ですが、操作でお困りの方は非常に少ないと穴井さんは言います。テーマパーク自体が入場やパス取得など、自身でスマホを使って行うため、セルフ対応に慣れているお客様であることもあるようです。
便利で快適な滞在のために、テーマパーク送迎の無料シャトルバスを閉園時間は最短5分間隔で運行したり、大容量のロッカーを24時間無料で自由に出し入れできたり、チェックイン・チェックアウト手続きをシンプルで簡単にするなど、様々な工夫が施されています。
「おかげさまで快適でコスパの高いホテルという評価を数多くいただいています。バス到着時のお出迎えやお困り時のサポートなど、スタッフによる対応が必要な場所には人員を充て、省人化や効率化が図れる部分には「StarPay-Order」のようなシステムを導入することでコストの最適化とお客様満足度を高められるようにしています。」
システム導入にあたり、複数のベンダーを検討した中で、ネットスターズのStarPay-Orderを採用した理由は2つあるそうです。
「まずは対応スピードです。オープンまでの限られた準備期間で対応してもらえました。そして厳しいスケジュールの中でも、私たちの要望やオペレーションに合わせてシステムをカスタマイズしてもらうことができました。」
運用開始後もネットスターズ担当者と共に、より良いオペレーションを目指し、アップデートを行っています。
「StarPay-Orderを導入し運用する中で、一緒に改善できる点に大変満足しています。引き続き、テーマパーク旅を便利で快適にするホテルサービスを一緒に追求し、進化させていきたいですね。」
今後もネットスターズでは、さまざまな業界に対し、セルフオーダーやセルフレジ、キャッシュレス決済などの各種システムを提供し、業務の効率化と省人化を実現してまいります。
*本内容は公開日時点の情報です。