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【導入事例】ICT化推進の東京理科大学の食堂にStarPay-Order導入、利用者利便性向上

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7学部33学科を有する東京理科大学は、約2万人の学生が在籍する私学随一の規模を誇る理工系総合大学です。神楽坂、葛飾、野田の3つのキャンパスそれぞれに複数の食堂があり、学生や教職員を食の面からサポートしています。

東京理科大学では、全学を挙げてICT化に取り組んでおり、食堂でもキャッシュレス決済を導入しました。QRコード決済をはじめとする各種キャッシュレス決済、モバイルオーダーに対応するネットスターズの「StarPay-Order」を導入した東京理科大学の食堂をご紹介します。

StarPay-Orderより注文したメニューをカウンターで受け取る

モバイルオーダーとキオスクオーダー、2つのシステムを導入

セルフオーダーシステムの「StarPay-Order」には、設置型のタッチパネル端末で注文・決済する「キオスクオーダー」と、来店客自身のスマホで注文・決済する「モバイルオーダー」、2つのタイプがあります。東京理科大学の食堂では双方のシステムを導入し、利用者が選べるようにしています。

キオスクオーダーは、タッチパネル式で食堂内から注文

東京理科大学のキオスクオーダーでは、来店客が食堂内に設置されたタッチパネル式の端末で注文メニューを選び、支払い、メニュー受取番号が印字されたレシートの発行までを行います。モバイルオーダーは、来店客が自身のスマホで店頭に掲示されているQRコードを読み取り、食堂専用サイトで注文、キャッシュレス決済ができ、メニュー受取番号がスマホ画面に表示されます。

注文が入ると、厨房のタブレットにリアルタイムで注文内容が表示され、厨房担当者が即調理や盛り付けにとりかかります。メニューが用意できたら厨房のタブレットボタンをタップすると、食堂内のディスプレイにメニュー受取番号が表示されるほか、モバイルオーダーした方のスマホには準備完了のメッセージが通知され、利用客はカウンターで受取番号を提示し料理を受け取ります。

料理の準備ができたら食堂内のディスプレイに注文番号が表示。 モバイルオーダーはスマホにも通知

約60%がモバイルオーダーを利用

東京理科大学では、野田キャンパスと葛飾キャンパスに複数のキオスクオーダー端末を設置し、モバイルオーダーも同時に導入しています。運用開始後、注文の約60%がモバイルオーダーの利用と、想定以上にモバイルオーダーが利用されています。モバイルオーダーは自分のタイミングで手元のスマホから注文・決済できる手軽さや、すでにファストフード店などでモバイルオーダーを利用している学生が多いことも、利用率の高さに繋がっているようです。

また、「StarPay-Order」は多言語対応しているため、東京理科大学の食堂では英語メニューを用意し、留学生や海外からの来客の利便性を図っています。

食堂内のQRコードをスマートフォンで読み込み、食堂の専用サイトへ。 専用サイトをブックマーク登録している学生も。

85%がキャッシュレス決済。現金を扱う負担が大幅減

従前は、食堂内に現金対応の券売機を設置しており、100円券や200円券といった金券を販売していました。学生はカウンターの厨房スタッフに金券を渡して料理を注文。金券と注文を受けた厨房スタッフが料理を盛り付けて提供していました。

「StarPay-Order」のタッチパネル端末は、現金のほか、QRコード決済やクレジットカード、電子マネーに対応しています(QRコード以外はオプション対応)。モバイルオーダーは、スマホで決済まで完了する仕様のため、キャッシュレス決済に対応しています。東京理科大学の食堂では、モバイルオーダーの利用比率が高いこともあり、全体の85%がキャッシュレス決済です。扱う現金の額やつり銭を補充する回数が大幅に減ったうえ、従前の金券集計の手間がなくなりました。

また、従前は販売メニューを展示用に毎日用意していましたが、画像でメニューを確認できるようになり、注文以外の作業がなくなりました。

学生の中にはモバイルオーダーの専用サイトをブックマークして、授業が終わったらスマホから注文して食堂へ向かう人もいます。食堂のカウンターで注文が一斉に集中していた頃と比べると、モバイルオーダーにより注文が分散化され、厨房の効率化が図れているそうです。

食堂内にも、モバイルオーダー用のQRコードを掲示。 並ばずにテーブルからでも注文が可能に

「StarPay-Order」は食堂の混雑の緩和、学生と教職員利便性の向上を目的に導入されました。特に、並ばずとも注文を可能としたモバイルオーダーは、直観的な操作で簡単に注文ができるため、学生や教職員の評判もよく、導入前と比較して混雑の緩和も実感できているとのことです。

当初システム導入に際しては複数のベンダーが候補に挙がったそうです。食堂のオペレーションを元に、決済手段など各種システムの構築、機器の設定、オペレーションフローまで丸ごと任せられる点で、ネットスターズに決めていただきました。

今後もネットスターズでは、モバイルオーダーやキャッシュレスなど時代に即したデジタルツールの活用で各業界のDX推進をサポートいたします。

 

*本内容は公開日時点の情報です。